新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり、社員一同心より御礼申し上げます。
本年も、更なるサービスの向上に努めて参りますので、より一層のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈りし、新年のご挨拶とさせていただきます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
休み明けでご依頼が多く、更新ができませんでした。
ご挨拶が遅れてしまい申し訳ございません。
では、本日の修理レポートですが、昨日の夜に大阪の同業者様から、急ぎのご依頼がございました。
話の流れとしては、iPhone8のバッテリー交換後にタッチが反応しなくなった修理ミスが発生し、お客様はものすごく大事なデータがあり、急ぎで必要のため、本日中にデータ復旧をするようにとの事らしいです。
同じく大阪にある、基板修理業者に相談し測定してもらったところ、CPU移行が必要と判断されたそうです。
そちらの業者様ではCPU移行はしておらず、弊社ならできると聞いて、2時間ほどかけてお越しいただきました。
別の基板修理業者様で、CPU問題と判定されておりましたが、一度弊社でも測定をしないといけません。
診断の結果、やはりCPUと繋がっている信号部分の数値が測定できません。
CPU自体が故障していなければ良いのですが、、、

早速CPU移行をしてみることに、、
普段は郵送のご依頼ばかりですが、今回は隣で作業を見ながら待っておられ、不安な気持ちも伝わってきます。。。


少し緊張しながら作業し、約1時間後、、、
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、、、、、、
、、、、、
、、、、
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復旧しました!!
いや~、本当によかったです。
データが復旧すれば、後の問題はたいした事ないです。
端末を弁償しても数万円で済みますが、データの価値はつけようが無いですからね。
最後に、弊社は、修理業者様からの依頼をお引き受けしております。
基板修理を行っている業者様でも、未対応の修理などがあれば、お気軽にお問い合わせください。
充電器を挿しても充電マークが出ず、まったく反応がありません。
同業者様でパーツ交換をしても直らないため、基板修理でご依頼いただきました。
診断の結果、ICチップが故障しておりましたので、ICを交換して復旧しました。



iPhoneXsMaxの水没基板修理です。
リンゴループ、アウトカメラに曇りがあったので、水没かも?とご依頼を頂きました。
分解すると、水分が残っており、依頼して頂いた同業者様では分解してないみたいです。
XsMaxはまだ未対応の店舗様も多いですからね。
基板修理で依頼されましたが、もちろんクリーニングで直れば、基板修理代金ではなく作業料金のみで対応させていただきますので、依頼をお考えの同業者様はご安心ください!
ですが、、、
残念ながら今回はクリーニングだけでは直りませんでした。。。
では、どこがダメだったか見てみましょう。




クリーニングして確認すると、リンゴループは改善され起動しますが、タッチができません。
コネクタのピン部分が2箇所焼けて無くなってしまって、コネクタ部からの電気が通らないので当たり前ですね。
これはコネクタの交換で直りますが、問題はパネル側ですね。

パネル側も断線箇所があります。
パネルは高額なので、できるだけお客様の負担を減らすために、線を繋いでみます。



運よくパネルは生きていました。
同業者様にも、『コストがかからないようにしてもらって本当に助かります』とお喜びいただきました。
iPadPro12.9インチの第3世代の修理です。
弊社は基板修理だけでなく、iPadの代行修理も行っております。お気軽にお問い合わせください。
このiPadPro12.9インチは本体のサイズがかなり大きく、分解は慎重に行わないといけません。
充電部のパーツは、従来のはんだづけから、コネクタ式に変更されていますので、交換はネジを2本外すのみで簡単です。
一番の難関はやはり分解でしょうか。。
万一、パネルやフェイスIDを壊してしまったら、、、
パネルは当初に比べて仕入れ価格は下がりましたが、それでも高額ですし、フェイスIDは復旧できないかもしれません。
自信の無い方はチャレンジしない方がいいですね。



かなり重度の水没です。
腐食ICをすべて処理し、起動電流確認するもCPUが異常な電流。。。
CPUの載せ換えをし、起動OK!
だが!!!
表示しない。。。
別の基板にもう一度載せ換え実行。表示OK、タッチOK、データOK!
データ復旧メインの端末で、故障原因を探すのに1時間以上かかるなら、CPU移行の方が手っ取り早いです。






今日はXSMAXのCPU作業のレポートです。
基板修理の中でもCPUの移植は高難度作業です。
どんなに破損があっても、水没の状態がひどくても、CPUなどのチップ自体が壊れていなければ、それらを別の基板に載せ替える事でデータ復旧はできます。

今回は下の基板は問題なく、上側の基板が原因で電源が入らない症状でした。
測定の結果、CPUの移植が必要と判断しました。

CPU、NAND(ハードディスク)を元の故障した基板から取り外した状態です。


CPUとNANDを正常な基板に取り付けます。

無事起動しました。横にあるのが、元の基板です。
画面ロックがあるという事はデータも残っています。
起動時の日付が10月6日で、故障した日のままですね。
iPhone7、データ復旧、他店基板修理歴あり。
ひどい事になってないと良いんいですが。。。
最近、基板修理業者の2次修理端末も増えてきました。
時代が変わりつつあり、パネル交換などの修理だけでは、、、とのような感じでしょうかね。
新しい機種の修理も複雑になり、同業者様より研修のお問い合わせも多くいただきます。

分解して基板を確認すると、原因不明ですが、基板がえぐれています。
本来ここにはICチップがありますが、そのICの下の基板パターンが無いだけではなく、下の層も見えています。

ICチップが本来つくはずのパターンが無いので、繋がっている場所までエナメル線で飛ばします

落下してからタッチ不能になったiPhoneXです。
同業者様ですでにパネル交換を実施済みで、改善が無く、基板故障と思われます。
iPhoneXの基板は、2つの基板が合わさっている構造なのですが、落下などの衝撃ではんだクラックが起きやすいです。
簡単にいうと、上の基板と下の基板がくっついてるのが正常なのに、衝撃によって分離しちゃった感じです。
Wifiが使えなかったり、圏外になったり、タッチできなかったり、アクティベーションができなくなったり、、、様々な問題が起きる可能性があります。
修理はまず二つの基板を分離します。
基板の外側にびっしりあるのが、はんだのパターンで、このパターン同士が繋がって電気信号のやり取りが行われるわけです。

赤色のは基板を挟んで機能の確認ができる器具です。
直っていない場合などに、再度分離をしなくても良いので便利です。

今回はパターンの修復無しで、再度処理しただけで直りました。
場合によっては、パターンが取れたり、ひどい時は下の基板の交換をしないといけません。


車に踏まれたのか、かなりの損傷です。

基板を分離して測定します。
色々測った結果、別のiPhoneXの基板にCPU、NANDなどを載せ替えすることに。。。
基板修理の中でも、かなり難しい作業です。

まずは材料となる別のiPhoneXの基板を加工します。
専用の切削加工機で行いますが、この機械は現時点でおそらく日本に1台しかありません。

元の基板からCPU、NANDを外して処理します。
この他にもNFCチップ、ロジックチップなどの移行が必要です。

データ復旧完了です。

前面、裏面ともに割れがあり、裏面が特にひどいです。

分解し、裏面の破損個所あたりを確認すると、ICチップが破損し割れてしまっています。

破損したICを取り除き、新しいICを取り付けます。

今回のケースでは、明らかな破損がありましたので、破損したIC等を交換するだけで復旧しました。